豊郷小学校 見学 その1
琵琶湖の東側に豊郷町という町があります。
そこにとても綺麗な近代建築の小学校があるという事は
以前から知っていたのですがこんな大騒ぎが起きるとは
思ってもいませんでした。

早朝、静かな町に漂う異様な気配の中、到着しました。
交差点の前が小学校の敷地です。
左側の工事現場は新校舎を立てる為の工事事務所です。

小学校正門にかけられたロープと張り巡らされたフェンス。
この小学校は取り壊されようとしているのです。
私が訪れる前々日に、それまで地方ニュースでしかなかった
この小学校の保存会と町の一年以上続いた戦いが一気に
全国的ニュースになってしまいました。
保存会が裁判所に工事差し止めを求めていた為、
本来、工事を継続する事は出来ないはずであったにも関わらず
二学期の終業式を終えた日の午後、突然小学校内に工事の
作業員が町長の命令で校内に入り、校舎の一部を撤去し始めたのです。
裁判所の決定を町長が自ら無視したという事で全国ニュースになり
騒然となった豊郷町。普通では考えられない事が起きてしまいました。
物騒な事になってしまったと思いつつ、このままではこの小学校の
芸術的な講堂や図書室、イソップ寓話をモチーフにしたという階段の兎と亀
など、貴重なものが瓦礫に埋もれてしまうかもしれない...。
建築会社や町役場の人に咎められるかもしれないと心配しながら
現地に駆けつけてしまいました。
校舎は立ち入り禁止となっていますが裁判所の命令も無視する
町の行動があったという事で保存会の方々がこれ以上建物を
撤去される事がないように泊り込みをしておられると聞きました。

保存会の方々が「支援者の方は北門からお入りください」と
正門のフェンスに張り紙をしておられたので北門に回ります。

豊郷小学校は二階立てです。 ↑ この図は一階部分を画いて見たものです。
中央は一部屋分だけ三階になっています